专利摘要:

公开号:WO1990013494A1
申请号:PCT/JP1990/000552
申请日:1990-04-27
公开日:1990-11-15
发明作者:Norio Hikake;Toshiaki Nagashima
申请人:Canon Kabushiki Kaisha;
IPC主号:B41J2-00
专利说明:
[0001] 。 明 細 書 .
[0002] インクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッジの収納容器 *発明は、 振動や落下等における衝撃が好ま しく ない内容物 (被梱包物) の捆包に好適な捆包容器 (以下、 f 収納容器』 とも 称す) に関する。 特に、 インクジェッ トヘッ ドカート リ ッジの収 納容器に関する。
[0003] 従来、 梱包において破損し易い内容物を保護する方法と して、 紙、 段ボール、 発泡シート、 発泡スチロールやボリ ウレタ ン等の 樹脂成型品などの衝撃緩衝作用を有する捆包材で梱包する方法が 利用されてきた。
[0004] 段ボール箱を利用した梱包では、 段ボール自体の局部的な強度 が必ずしも充分でなく 、 局部的に力がかかった場合に、 その部分 にへこみや破損を生じ易く 、 それが内容物まで及ぶこ とが多い。
[0005] 特に、 内容物と段ボールとのサイズが適合している場合は良い が、 内容物に凹凸がある場合や段ボールとサイズがあわない場合 には、 捆包すると落下や捩動の街擊で捆包に局部的な力が加わる と、 梱包が破損するばかりでなく 、 内容物の変形や破損を招き易 い
[0006] また、 段ボール箱と同様に、 紙、 構脂、 木などからなる箱での 捆包の場合、 内容物と収納領域の形状が適合していない場合、 捆 包の運 ¾中に内容物が箱内で踊り 、 その街整で内容物に何らかの 破損を招く こ とがある。
[0007] 更に、 段ボール箱や紙は、 比較的高価である。
[0008] 一方、 エサ一ホーム (商品名、 旭ダウ社製) 等の発泡シー ト、 エアパックの商品名で知られている空気泡を有するシー 卜等を衝 擊緩街材と して内容物に巻ぎ付けた状態で梱包する方法は、 内容 物の保護という面ではある程度满足できる結果を得ることができ る。 ところが、 内容物へのこれらシートの巻き付け固定、 及び箱 や包装体などの外装材での梱包と、 梱包操作が煩雑である。 更 に、 栖包にかかる費用が高く なり 、 しかもこれらシートの巻き付 けによつてその容積が増大し、 より大きな外装用捆包材が必要に なり 、 運搬や保管の時により大きなスペースが必要となるなどの 欠点を有している。
[0009] しかも、 これらシートを用いた場合でも、 内容物に複雑な凹凸 があるときには、 その保護機能は必ずしも潢足できるものではな い。
[0010] 破損し易い内容物の梱包において、 内容物を保護する他の方法 と して、 街擊緩街作用のある発泡樹脂成型品を梱包における衝肇 緩衝材と して用いる方法がある。
[0011] 発泡楫脂と しては、 発泡ウレタ ン及び発泡スチロールが代表的 であるが、 価格の点から発泡スチロールの利用が多い。
[0012] 発泡スチロールは、 内容物の形状に適合させて成型するこ とが 容易であり 、 また衝肇緩衝性も良好であるので、 発泡スチロール 成型品からなるケースや保護部材を用いることで、 捆包内での内 容物の保護及び位置固定が容易に行なえる。
[0013] しかしながら、 発泡スチロール成型品において充分な衝肇緩櫥 性を得るには、 肉厚を厚く成型しなければならず、 梱包物の体積 が増大し、 運搬や保管時により大きなスペースが必要となる。
[0014] 例えば、 発泡スチロール成型品からなるケース、 あるいは街肇 緩街及び内容物の位置固定用の保護部材を用いた梱包の体積は、 段ボール箱のみを用いた橱包に比べて通常 2〜 3倍に達する。
[0015] このような大輻な占有スペースの増加は、 食庫スベースや物流 コス トの面で大きな負担となっている。
[0016] なお、 発泡スチロール成型品自体の強度はそれ程高く なく 、 局 部的な衝擘などにより裂けやすいので、 発泡スチロールケースの 上にスリーブ状の段ボールシートを挿着したり、 段ボールで外装 したりするのが一般的であり 、 梱包にかかる費用も高い。
[0017] また、 ブリスタ ♦ パックのように、 塩化ビュルからなる箱型の 真空成型容器本体と、 この容器本体との接着部に塩化ビュルの屠 が設けられ、 この容器 *体に底板と して接着される肉厚の厚い紙 とを組合せた梱包材がある。
[0018] この捆包材は個装箱の機能と内容物の保護機能を合せ持つもの である。 ところが、 内容物の保護機能の面では必ずしも十分とは いえず、 強度が高く破損や変形しにく いもの、 あるいは破損して も損害の少ないものに対して一般的に用いられている。
[0019] このように、 内容物の保護、 梱包物の占有スペース、 梱包にか かる費用等における要求を満足できる梱包材は見当らないのが現 状である。
[0020] 更に、 内容物の保護に加えてその湿度環境の維持が重要な場合 には、 より高度で煩雑な梱包技 *が必要とされ、 そのような梱包 技術を用いた場合、 梱包にかかる費用が更に高く なるのが通常で ある。
[0021] 例えば、 防湿のためにアルミニウムの薄膜からなる袋に内容物 を入れて密封し更に上述の方法で梱包する方法、 あるいはインク ジエ ツ ト記録へッ ドの梱包のように、 アルミユウム板からなる丈 夫なケース内に各種衝撃緩衝材と ともに収納する方法などがあ る。
[0022] しかしながら、 いずれの方法においても捆包に必要な部材のコ ス トが高く 、 また保護機能においても必ずしも十分でない場合が 多い。 しかも搬送時において他の物品と衝突させた場合や落下さ せた場合に、 気密性が損なわれ易いという欠点を有している。 ま た、 アルミニウム箱の場合は、 変形し易い場合も多い。
[0023] 太発明は、 上述した従来の梱包材における問題点を解決し、 内 容物の保護、 梱包物の占有スペース、 捆包にかかる費用等におけ る要求を满足し、 かつ内容物の湿度環境の維持も行なえる裀包容 器を提供することをその目的とする。
[0024] *発明の他の目的は、 イ ンクジェッ ト記録装置に用いるへッ ド カー トリ ツジの梱包に好遍な収納容器を提供することにある。
[0025] *発明のインクジェッ トヘッ ドカートリ ッジの収納容器は、 板 状部材と、 該扳状部材と接合されることによってインクジュッ ト へ 、 j、 ドカートリ ッジの収納空間を形成する容器本体とを有し、 前記容器本体が、 前記イ ンクジエツ トへッ ドカートリ ッジと非 接触状態に維持される壁部と、 該壁部から前記収納空間へ突出し て前記インクジェ、ク ト へ ヅ ドカートリ ッジに接勉してそれを支持 する凹部とを有することを特徴とする。
[0026] 上記の特徴的構造を有することによって术発明の収納容器 (梱 包容器) は、 内容物の保護や、 湿度環境の錐持において良好な機 能を有し、 かつ梱包物とした際の占有スペースの増加も少なく 、 しかも安価な材料を用いて作製できる。
[0027] 本発明の梱包容器は、 钧えばガラス製品、 ブラスチック製品、 インクジ nッ ト記録へッ ド等の精密機器等の捆包に好適である。
[0028] 特に、 *発明の捆包容器の形状及び厚みを適宜選択すること で、 捆包容器の透湿性を適度に低く おさえるこ とができ、 特にィ ンクジエツ ト記録装置用のへッ ドカートリ ウ ジの収納において、 吐出 口での乾燥によるインクの固着を防止するこ とができる。 さ らに、 強度及び衝蓽吸収性を良好なものと して、 梱包状態におけ るヘッ ドカー トリ ッジの安定保護が可能となり、 吐出口からの銜 轚によるインクの飛び出しも昉止できる。 従って、 ヘッ ドカー ト リ ッジの梱包において、 梱包容器内のインクの飛び出しによる汚 染ゃ、 吐出口から飛び出たインクの吐出口周辺部での固着を防止 できる。
[0029] 更に、 本発明の梱包容器は、 部品点数が少ないので、 低コスト での提供が可饞であり、 取扱性等も良好である。
[0030] 図面の簡単な説 W
[0031] 第 1図及び第 10図はそれぞれ *発明の梱包容器の一^の使用状 態を示す展開斜視図、
[0032] 第 2図は容器 *体の平面図、
[0033] 第 3図は容器本体と底板との接合状蕙での一部を断面で示した 佣面図、
[0034] 第 4図は本発明の捆包容器に用いられる底板の一例の部分断面 図、
[0035] 第 5、 6A、6 B、 7、 8および 9図は従来の捆包方法を説明するた めの図、
[0036] 第 1 1図は本発 ¾に係る梱包容器の基 *的概念を表わす摸式的断 面図。
[0037] 以下、 添付図面に従って、 本発明を詳細に説明する。
[0038] 第 1 1図は、 本発明に係る捆包容器の基本的概念を表わす模式的 断面図である。 第 1 1図において、 符号 30は梱包容器に収容される 内容物 (代表的にはイ ンクジェ ッ トヘッ ドカー ト リ ッジ) を示 す。 符号 3 1及び符号 32は、 夫々板状部材である底扳及び容器本体 とを示しており、 これらが内容物 30を内側にして互いに接合され るこ とにより内容物 30の収容がなされている。
[0039] :*:発明において最も特徵的な点の一つは、 容器本体 32から内側 に突き出る様に凹部 32 a,32 が形成され、 この凹部によって内容 物 30が確実に位置块めされて内部に収容されている点である。 こ れにより 、 箇易な構造で内容物を安定的に収容することが可篚に なっている。
[0040] 本発明において更に特徴的な点は、 容器 *体 32の厚みが、 曲率 の小さ Ϊ 個所 (符号 32 b の相所等) に較べて、 曲率の大きい個所 (符号 32a,32 c,32 d の個所等) で大き 形成されていることであ る。 これにより、 全体的な厚みを必要最小限に神えつつ、 容器术 体 32の力が加わりやすい俏所の厚みを大きく することができるの で、 コスト的にも無駄がなく 、 しかも必要な強度を確実に有する 梱包容器を得ることができる。
[0041] 末発 ¾において更に加えて特徴的な点は、 凹部 32 a,32d 以外の 部分にある容器本体 32内の空間 (符号 32 e の個所等) を有効に利 用していることである。 内容物 30の各部分の中でも特に壊れやす い部分或いは大切な部分 (例えばイ ンクジェ ッ 卜へッ ドカート リ ッジの吐出口 列部) をこの空間に納めることにより、 内容物 30の特に大切な部分の確実な保護と空間の有効利用による捆包容 器のコンパク ト化とを図ることができる。
[0042] 第 1 図は: *:発 ¾の捆包容器の一例の使用状態を示す展開斜視 図、 第 2図は容器术体の平面図、 第 3図は容器太体と底板との接 合状態での一部を断面で示した側面図である。
[0043] この捆包容器は、 容器本体 1 と、 容器太体 1 の底板 3 とを有し て構成され、 これらが一体化されて梱包に用いられる。 容器 *体 1 には、 内容物 (図ではヘッ ドカー 卜 リ ッジ) 2 と非 接触状態に維持される壁部 c と、 壁部 cから内部 (内容物収容領 域 d ) へ向けて突出し、 そこに収容される内容物 2を支持して、 その位置固定を行なう凹部および底板 3 との一体化のためのフラ ンジ b とを有する。
[0044] 壁部 cは十分な強度を有する必要があり 、 そのような材質及び 厚さで形成される。
[0045] 壁部 cの厚みは、 その構成材料の種類によって適宜選択すれば 良いが、 例えば、 0 . 1震■ 以上、 好ましく は 0 . 3蘭薦 以上、 より好ま しく は 0 . 5B重 以上とされる。
[0046] 一方、 凹部 a は、 内容物の保護のために衝搴を緩衝あるいは吸 収するクッショ ン性を有するこ とが好ましい。 すなわち、 壁 c と 同様の強度及び HI性を有するように凹部 aを形成すると、 壁部 c の受た衝肇が内容物に直接伝わり 、 内容物の破損等の原因とな る。
[0047] このような観点から、 凹部 aは薄い肉厚で形成され、 かつ弾性 を有するこ とが望ましい。
[0048] 凹部 aの厚さもまたその構成材料に応じて遺宜選択するこ とが できるが、 例えば 0 . 8諷重 以下、 好ましく は 0 . 6耀轚 以下、 より好ま しく は 0 . 4麗麗 以下とされる。
[0049] 容器本体 1 の構成材料と しては、 各種樹脂等を挙げることがで き、 容器术体 1 は、 例えば、 樹脂などを用いた一体成型によって 作製できる。
[0050] 一体成型による方法は、 加工性、 生產コスト等の面から好適で ある。
[0051] 一体成型による容器 *:体 1の作製には、 各種樹脂の射出成型、 真空成型等が利用できる。 なかでも、 例えばポリスチレン、 ァク リル二トリル一ブタジエン一スチレン共重合楫脂 ( A B S ) 、 ポ リブロビレン、 ポリエチレン、 ポリエチレンテレフタレート等の 街脂のシートを用いた真空成型による方法が、 壁部 c及び凹部 a の厚み讕製が容易であり、 かつ低コストで行なえ、 かつ各部に所 望の特性を容易に付与できるので好適である。
[0052] 容器本体として一体成型物を用いる場合には、 好ましく ほ
[0053] 0 . 1重重 〜 2 . 0鳳麗 、 より好ましく は 0 . 1靈重 〜 : 1 . 0重麗 の厚さを有する 街脂の一体成型物である容差本体を用いるのが好邃である ^
[0054] 一方, フランジ b を必要に応じて容器术体 1 に設ける とに よって、 容器末体 1 と底板 3 との接合を箇便かつ確実に行なうこ とができる。
[0055] フランジ bは、 また容器 *体 1の一体成型時に他の部分と同時 に成型することができる。
[0056] フランジ bの厚さは、 壁部 cと同程度とすれば良い。
[0057] 凹部 aや壁部 cの立ち上り部等の角部を図示したように、 必要 に応じて湾曲部と して設けることによって、 その街擊緩街 (吸 収) 性をより良好とすることができる。
[0058] 該湾曲部の半径(R1 〜! 19等) は、 許容範囲内でより大きいほど 良く 、 凹部 aの大きさに応じて適宜選択されるが、 例えば 2 重重以 上、 好ましく は 3 星通以上、 より好ましく は 5 醒騰以上とされる。 凹 部 aの形状は、 内容物 2の保護および梱包内での位置固定が効果 的に行なえるように適宜選択する。
[0059] 図示した例では、 4か所の凹部 aによって内容物 2が支持され ている。 即ち、 内容物 2は、 第 3図に示される様に、 容器太体 1 の凹部 aの角部によって支持されている。 凹部の個数は適宜選択 できるが、 本例の様に容器本体 1 の各辺に 1 か所、 合計で 4か所 設けられる形態は、 最も.好ましい形態の一つである。
[0060] 凹部 aの内容物の支持部分と、 内容物とのク リ アラ ンスは、 大 きすぎると内容物の梱包内でのガタヅキゃズレが生じるので好ま しく ないが、 小さすぎると、 内容物の容器木体 1への収納性が悪 く な り 、 また壁部 cからの衝 が伝達されやすく なるので好ま しく ない。 これらのク リ アラ ンスは、 凹部の構造および凹都と 内容物との適合のため適宜選択すれば良いが、 例えば 0 . 5麓■ 〜 3 ηα , 好ま しく は 0 . 5Β Ι! 〜 2腿重程度とするこ とができる。
[0061] 凹部の耩成の他の例と して第 10図に示す容器本体 1 7の上部中央 に凹都を有する構成等を挙げるこ とができる。
[0062] 凹部の形状及び配置は、 内容物の形状、 重量等に応じて選択さ れる。
[0063] 第 10図において、 梱包容器に収容されるイ ンクジェ ッ トヘッ ド カー トリ ッジは、 第 1図と同じ様に模式的に符号 1 9と して示され た複数の吐出口の 列部を有している。 符号 21はインクジェ ッ ト へッ ドカー 卜 リ ウ ジ 2 を持ち運ぶ際に用いられるつまみ部であ り 、 ここにはインクジェッ トヘッ ドカートリ ッジ 2に設けられた イ ンクタンク内を大気と連通させる大気連通口 (不図示) が設け られている。 この様に、 第 10図に示されるインクジエツ トへ ヅ ド カー トリ ッジ 2には、 吐出口部と大気連通部との主の 2力所に突 出部が設けられている。 この様な構造をもつインクジエツ トへッ ドカー ト リ ッジ 2を安価に且つ安定的に収容するために、 この倂 に係る容 体 1 7には e - l 〜 e - 6の計 6力所の凹部が設けら れている 。 こ の容器 *体 1 7と底板 1 8とが、 イ ンクジェッ トヘッ ド カー ト リ ッ ジ 2を内部に収容して接合される。 *例においても、 容器本体 17は、 インクジェッ トへッ ドカートリ ッジ 2 *体からの 突出部が容器 *体 1 7の凹部以外の壁面に対洵する様に され、 凹 部 e - l〜e - 6が内容物の突出部以外の個所を支持する様に構 成されている。
[0064] 図示したような、 イ ンクジェッ トヘッ ド部 (例えば熱ェネル ギーを利用してインクを吐出して記録を行なうタイプ) と該へッ ド部に供給されるインクを貯留するィンクタンク部が一体とされ た交換可能なヘッ ドカートリ ッジを梱包する場合には、 第 1図及 び第 10図に示すように、 吐出口 S列面 19が容器术体 1の壁部 c と 非接触状態で対向するように収納できる位置に凹部を 置するの が、 吐出口配列面を安定保護する上で好ましい。 特に、 吐出口 S 列面 19が壁部 cの側面 c一 1 と対向する (底板 3 とほぽ垂直な方 向に向く ) ように収納することで、 吐出口を有するヘッ ド部のよ り良好な保護が可鶬となる。
[0065] このように、 ヘッ ドの吐出口配列面を壁都 c と非接勉状態で対 向させて収納するこ とで、 底板 3をはがした状態においても、 へ ウ ドの吐出口が保護される位置で吐出配列部を収納することが できる。
[0066] 従って、 第 1図及び第 10図に示した構成は、 ヘッ ド *体から突 出して設けられた吐出口配列面を有する部分を保護するという点 から特に好邃である。
[0067] 底板 3の材質や厚さは、 内容物の重や強度等に応じて選択さ れ、 例えば、 樹脂フィルム、 紙製のシートや板、 樹脂の板等が利 用できる。
[0068] 内容物の保護を重視する場合には、 例えば、 段ボール、 肉厚 1 00 g/ B 2 以上の紙等が、 これら自身が衝撃緩衡性を有するので好 適である。
[0069] また、 内容物の保護の面から 0 . 1重羅 以上、 好ま しく は 0 . 3麗薦 、 よ り好ましく は 0 . 5膽腿 以上の厚さの剛性のある樹脂の板が使用可 能である。
[0070] なお、 容器 *体 1 の底面の面積を大きく するこ とで、 梱包物が 落下した際に容器本体 1 の壁部 c側から落下する確率が高く なる ので、 凹部 aのク ッ シ ョ ン性をより有効に利用するこ とができ る。 従って、 容器 *体 1 の底面の面積は許容できる範囲内でより 大きいほうが良い。 また、 底板 3に樹脂フィルムを用いた場合に は、 底板の衝肇緩衝性 (衝撃吸収性) を利用することができる。
[0071] 更に、 例えば容器术体 1 の底面の 2倍程度と、 底板 3の面積を 大き く することでも同様の衝搫緩衝効果を得るこ とができる。
[0072] 内容物 2を容器 *体 1 に収容した後の容器 *体 1 と底板 3の接 合には、 各種接合方法が利用できる。
[0073] 例えば、 容器本体 1 と底板 3を同種の樹脂材料で形成し、 熱融 着、 超音波熔着等の方法でこれらを接合するこ とができる。
[0074] また、 イージー ♦ ビール層を底板 3の少なく とも接合に必要な 領域に設けて、 それを利用してこれらの接着を行なう ことができ る。
[0075] イージー 、、 ビール曆を利用する方法は、 梱包を解く際に、 容器 太体 1から底板 3を容易に取り外すことができるので、 内容物を 破損させる恐れがないという利点を有している。
[0076] 例えば、 ブリスタ * パックは、 内容物 収納された塩化ビュル 製の容器本体と接合のための塩化ビニル曆を有する台紙とを、 こ れらの塩化ビュルからなる部分同士を熔融させて、 強く圧着させ て接合する梱包材であるが、 その開封は台紙を破壊するか、 また はミシン目を入れておき、 その部分を破壊して行なう。 台紙を破 壊して開封する場合、 強い力が必要な場合が多く 、 また開封方向 が不安定なため内容物に損傷を与える場合がある。 しかも、 一般 にブリスタ · パックでは防湿性は考慮されていない。
[0077] 防湿性等の内容物の涅度維持性および開封の容易性を考慮した 場合、 イージー ♦ ビールが好適である。
[0078] このイージー · ビール曆と しては、 例えば各種ホ ヅ トメルト 系、 ボリエチレン系、 ポバール系等からなる層が利用できる。
[0079] 容器 *体 1 と底板 3 との接合を箇便かつ確実に行なうには、 例 えば、 図示したようなフランジ bを容器术体 1の底部に必要に応 じて設けると良い。 ·
[0080] 一方、 本発明の梱包容器の構成材料を選択することで、 内容物 の湿度環境を錐持する、 すなわち防湿機钜ゃ内容物の有する水分 の外部への蒸発を防ぐ機能を得ることができる。
[0081] 例えば、 容器本体 1の構成に、 各種捃脂に塩化ビニリデン曆や アルミニウム屠をコー トした材料、 湿度透遏防止性のある材料、 例えばボリプロピレンなどを用いることによって、 上述の涅度環 境錐持機能を得ることができる。
[0082] なお、 製造コス ト、 成型性、 加工性などの面からは、 ボリプロ ビレシが好適である
[0083] これと同時に、 底板 3の樣成に、 構脂のフィルム、 シートまた は板材、 あるいは紙のシートや板材に塩化ビユリデン曆やアルミ ユウム層をコートした材料、 湿気透逢防止性のあるポリプロビレ ンなどを用いるこ とによって、 よい湿度環境雜持機能を得ること ができる。
[0084] 街肇緩街性及び湿度環境錐持機能の两方について良好なものと するには、 例えば、 紙もしく は段ボールにアルミユウム層を設け た材料からなり 、 容器本体との密封接着のための曆 (例えばィー ジー · ビール屠) を有する底板が好適である。 これらの中では、 アルミニウム層を設けた段ボールが、 コス ト、 衝蓽緩衝性及び湿 度環境維持機能の面からより好ま しい。
[0085] なお、 ブラスチックの板を用いる場合の底板の厚みは、 防湿の 面からは、 例えば 0 . 1麗臛 以上、 好ま しく は 0 . 2邐應 以上、 より好ま しく は 0 . 3麗11 以上とされる。
[0086] また、 容器 *体の形成にポリプロピレンを用いた真空成型を利 用する場合に、 先に述べたように凹部 aや壁部 cの立ち上り部な どを湾曲部と して成型するこ とは、 容器本体 1 の衝肇緩衝性をよ り良好とするとともに、 容器本体に上述のような湿度環境雜持機 能を得る上でも好ま しい。
[0087] 更に、 容器本体 1 の天井 c 一 2から底面 (フランジ b ) 方向 に、 原料シー卜の天井部 c - 2 となる部分以外の部分を真空で廷 ばして凹部 a、 壁部の側面 c - 1 、 湾曲部等を成型するォス型成 型によれば、 各部ごとの厚みの均一性をよ り良好なものとするこ とができビンホールの発生もなく 、 各部における湿気逢過防止性 を高める上で好ましい。
[0088] すなわち、 ォス型成型を利用すれば、 メス型成型では特に薄く なり やすい天井面 c一 2付近を肉厚に成形できる、 更に、 複雑な 形状の凹部 a を設けても、 角部の強度を高めるこ とができるの で、 透湿性、 落下時の酣衝擘性の両面において良好な容器本体を 得るこ とができる。 また、 平板形状で肉薄と しても良いフランジ 都 b を、 メス型成型よ り も薄く 形成でき、 その結果、 フ ラ ンジ 部 b を有する場合の容器 *体 1 の剛性を適度に低下させるこ とが でき、 容器 *体 1の治具を利用した底板 3 との加圧接着の際に、 これらの接着面をより均一かつ確実にブイ ッ トさせて接着操作を 行なう ことができる。
[0089] なお、 真空成型で得られる容器太体に湾曲部を設けない場合 は、 容器: *:体の壁部と凹部の境界及び壁部とフランジの境界など が肉厚が薄い角部として形成されビンホールが生じやすく又、 落 下時の破損もおこりやすく、 その部分の湿気達過防止性が低下す る。
[0090] これに対して、 これら境界を湾曲部として成型することによつ て、 肉厚の薄い部分が形成されることが防止され、 良好な湿気透 遏防止性を容器 *体全体にわたって均一に得ることができかつ落 下衝撃に強い外周部を得ることができる。
[0091] また、 容器本体 1及びノまたは底板 3に透明もしく は半透明な 材料を選択すれば、 捆包状態で内容物 2を透視できる。
[0092] [実尨例 ]
[0093] 実尨^! 1
[0094] 厚さ 1 鳳■のボリブロビレンのシートを用いて第 1図に示した構 造の容器本体を、 天井部 C _ 2以外の材料部分が底部に向って引 き延ばされて成型されるォス型真空成型により作製した。
[0095] なお各部のサイズは以下のとおりである。
[0096] 最小肉厚 : 0 . 2重重
[0097] 各湾曲部の曲率半径 R : 3 重里
[0098] 一方、 Eダンボール 3 aに、 ボリエチレンテレフタレー ト曆 3 b (厚さ 12 1 ) 、 アルミニウム層 3 c (厚さ 9 /t « ) 、 ポリエチレ ン系イージー ♦ ビール層 3 d (厚さ 霞 ) をこの順に設け、 容器 本体の 2倍の断面線をもたせて長方形状に力ッ トして底板 3を作 製した。 なお、 底板 3の面積は容器本体 1 の底面の約 2倍と し た。
[0099] 次に、 容器 *体 1 にイ ンクを充塡したイ ンクジェッ ト記録へッ ド(200g) 2を収納し、 容器本体底面に底板 3を合せて、 フラ ンジ b と底板 3 とを超音波熔着機により接着した。
[0100] 得られた捆包物の単体を、 95 c履の高さから、 コンクリートの床 上に 10回落下させて梱包された記録へッ ドの保護状態を検査した ところ、 記録ヘッ ドに損傷等の発生は全く なかった。
[0101] 更に、 この捆包物を 20個の集合梱包状態と して同様の落下試験 を行なったところ、 各記録ヘッ ドに異常はなかった。
[0102] 更に、 得られた梱包物を、 6 (TC;、 ドライ雰囲気の条件下に 1週 間放置した後、 記録ヘッ ドに充塡したインクからの水分の蒸発量 を、 記録ヘッ ドの重量を計測するこ とによって検査したところ、 0 . 1 4g の水分蒸発量に相当する重量滅少が計 »された。
[0103] 実施例 2
[0104] 厚さ 30 麗 の塩化ビユリデンシー トを用いる以外は、 実旄 ΐ¾ 1 と同様にして容器本体を作製し、 インクジユ ウ 卜記録ヘッ ドの梱 包を行った。
[0105] 得られた梱包物の落下試験を実尨例 1 と同様にして行ったとこ ろ、 梱包された記録へッ ドに損傷などの異常の発生はなかった。
[0106] また、 梱包された記録ヘッ ドのインクからの水分蒸発量を実尨 例 1 と同様にして涵定したところ、 0 . 1 7g であった。
[0107] 実旅例 3
[0108] 各湾曲部の半径 Rを 1 靈 nとする以外は実尨例 1 と同様にして容 器本体を作製し、 イ ンクジェッ ト記録ヘッ ドの梱包を行い、 落下 試験および水分蒸発量の酒定を行った。
[0109] なお、 得られた容器本体の肉厚の最小の厚みは、 0.05靈《であつ た。
[0110] その結果、 落下試験において、 橱包物の容器本体部分にへこみ やビンホールの発生が認められたが、 梱包された記録へッ ドに異 常はなかった。
[0111] また、 記録へッ ドからの水分蒸発量は 0.25g であった。
[0112] 実旄例 4
[0113] 底板と して、 厚さ 120 靈 のポリプロピレンフィルム、 厚さが それぞれ 0.1/ 靈、 0.3/t靈 および 0.5 重 のポリブロビレンシ一 トを用いる以外は実旄例 1 と同様にしてイ ンクジエツ ト記録へッ ドの梱包を行つた。
[0114] 得られた捆包物を底板佣から実尨例と同様の条件で落下させた 後、 梱包された記録へウ ドの状態を検査した。
[0115] 厚さ O.l a のシートを用いた場合には、 相当量のイ ンクもれ があり、 実用上使用困難であった。
[0116] 厚さ 0.3 it重 および 0.5^轚 のシートを用いた場合には、 記録 へッ ドからの極微量のイ ンクもれが観察されたが、 使用上の問題 は全く なかった。
[0117] 更に、 各捆包物について、 実尨例 1 と同様にして記録ヘッ ドの インクからの水分蒸発量を测定した。
[0118] その結果を表 1 に示す。 底板の厚み 水分蒸発量
[0119] ( μ-■) ( S )
[0120] 0.5 0.19
[0121] 0.3
[0122] 0.1 0.38 実施例 5
[0123] ボリ プロピレンシー トにおけるフランジ b となる部分から、 それ以外の部分 (凹部 aおよび壁都 c ) が真空によって引っ張 られて成型されるメス型成型によ って容器 *体を成型し、 かつ R3= 0.5BB と し、 それ以外の角部の湾曲部の曲率半径 Rを 2麗靂と する以外は実旄例 1 と同様にしてイ ンクジヱ ッ 卜記録へッ ドの捆 包を行った。
[0124] 得られた梱包物について、 実尨例 1 と同様の落下試験およびィ ンクからの水分の蒸発量の 定を行った。
[0125] 落下試験においては、 梱包された記録ヘッ ドには何の異常もな かった。
[0126] インクからの水分蒸発畺は、 0.33g であった。
[0127] 比較例 1
[0128] 凹部を設けない以外は、 実旄例 1 と同様にして容器本体を作製 し、 インクジヱ ッ ト記録ヘッ ドの梱包を行った。
[0129] 得られた栖包物の落下試験およびインクからの氷分の蒸発量を 測定した。
[0130] 落下試験においては、 梱包物内での記録へッ ドのあそびがひど く 、 床への街突の街肇によって、 インク漏れおよび記録ヘッ ドの 破損が生じており 、 使用不能となった。
[0131] 比較例 2
[0132] 第 5図に示すように、 インクを充塡してあるインクジェッ ト記 録ヘッ ド(200g)を、 真空成型容器 6に入れ、 これに蓋 5をした 後、 更に肉厚 0. 1麓霞 のアルミニウム容器 7に入れ、 その開口部を 接着層を有する厚さ 50 ^里 のフ ィルム 4で覆って個装箱 8に入れ て捆包した。
[0133] 得られた梱包物を単体で用いて、 実施例 1 と同様の落下試験を 行っ た後、 記録ヘッ ドの状態を観察したところ、 異常はなかつ た。
[0134] しかしながら、 アルミニウム容器が単体で個装箱に収納されて ない場合や、 100 個単位の集合梱包の場合における落下試験で は、 アルミニウム容器に変形や、 損傷によるビンホールの発生が 生じることが 1〜 2 %の割合であった。 捆包物のアルミニウム容 器に変形や、 損傷によるビンホールが発生した場合、 その湿気透 遏防止性が不良となった。
[0135] 太比較例における梱包にかかるコストを、 実 ¾例 1の方法での 梱包コストと比較したところ、 术比較钧での捆包コストは、 実旌 例 1 のコス トの約 2倍であった。
[0136] また、 术比較例で得た捆包物の開卦作業は、 実 ¾例 1 における 開封作業に比べて棰めて煩雑であり 、 開封に約 3倍の時間がか かった。
[0137] また、 実旄例 1の捆包では捆包内の状態を透視できたが、 本比 較例での梱包では梱包内の状態を透視できなかった。.
[0138] 更に、 本比較例の梱包方法の場合、 部品数が多く 、 梱包の自動 化が難しく 、 1 つの生産ラインで 2品種以上の異なる形状の内容 物 (記録ヘッ ド) を生産する自動生産ラインに *比較例の梱包ェ 程を直接組み込むことが困難であり、 別途梱包工程用のラインを 組む必要がある。 本発明者らの試算によれば、 本比較例の梱包方 法による栖包工程を猱用する場合、 例えば実歲例 1 の捆包方法を 自動生産ラインに直接組み込む場合の約 1 . 5 倍の設備投資が必要 となる。
[0139] 比較例 3
[0140] 第 6Aおよび 6B図に示すように、 通常のブリスタパックタイプの 構成で、 実 ¾例 1 と同様の落下試験およびインクからの水分蒸発 量の測定を行った。
[0141] すなわち、 容器本体 15は単に記録ヘッ ドの形状に合わせ、 台紙 は塩化ビュル曆 1 6 a をコーティ ングした 1 00 g/ n 2の段ボール紙 1 6 b を用いた。
[0142] 単体での落下試験において、 落下および床への衝突の衝肇に よって、 大量のインクが梱包物内部で飛散していた。
[0143] 一方、 水分蒸発量は 1 . 8gであった。
[0144] 比較例 4
[0145] 第 7図に示すように、 アルミニウム製の袋 9にインクジェッ ト 記録ヘッ ド 2を入れ、 密封し、 更に個装箱 11にテープ 12により収 納レて梱包した。
[0146] 得られた梱包物について、 実旄例 1 と同様の落下試験を行った 後、 梱包物の状蕙を観察したところ、 アルミニウムの袋に破損や ビンホールが生じ、 インクの飛散量も多く 、 記録ヘッ ドは使用不 能となった。
[0147] 比較例 5
[0148] 第 8図に示すように、 アルミニウム褽の袋 9にインクジェッ ト 記録へッ ド 2を入れて密封し、 更に発泡スチロール 13でサイ ドを 保護し 倔装箱 11に収納してテープ 12により栖包した。
[0149] 得られた捆包物における落下試験およびインクからの水分蒸発 量の ¾定を行った。
[0150] この梱包物における記録へッ ドの保護性および湿気透遇防止性 は良好であった。
[0151] しかしながら、 梱包物全体の体積は、 実尨钧 1 における梱包物 の約 3倍とな り 、 運搬や保存時における占有スペースが増加し た。
[0152] 更に、 実 ¾例 1 における捆包コストと、 *比較例での梱包コス トを比較したところ、 約 3倍に達した。
[0153] 比較例 6
[0154] 第 9図に示すように、 イ ンクジェッ ト記録ヘッ ド 2をアルミ二 ゥム製の袋 9に入れて密封し、 更にエアーパック 14で包み、 テー ブ 12で個装箱 11に収納、 梱包した。
[0155] 得られた梱包物における落下試験およびイ ンクからの水分蒸発 量の «定を行った。
[0156] 落下試験において、 イ ンク漏れが認められたが、 湿気透遏防止 性は良好であつた。
[0157] 捆包物全体の体積は、 実尨例 1における梱包物の約 1. 5 倍とな り 、 運據ゃ保存時における占有スペースが増加した。
[0158] 更に、 本比較例での梱包作業は自動化が難しく 、 人手を要し、 実旌例 1 における捆包コストと、 太比較例での捆包コストを比較 したところ、 約 2倍に達した。
[0159] 本発明の梱包容器を用いるこ とにより 、 破損しやすい内容物、 例えばガラス製品、 ブラスチック製品、 イ ンクジェッ ト記録装置 用ヘッ ドカー 卜リ ッジなどの精密機器、 電気都品などを、 運搬時 等における振動や落下による街皋から確実かつ安栖に保護するこ とができる。
[0160] 本発 の梱包容器は、 内容物の形状に合わせて配置され、 内容 物を適当な間隔をもって支持し、 捆包容器の *体の壁部と内容物 とが直接接触することを防ぐ凹部が設けられているので、 内容物 の捆包内での位置固定が効果的に成され、 かつ木体壁部に外部か ら加わつた衝撃が内容物に及ぶこ とが避けられる。
[0161] 更に、 本発明の梱包容器による梱包では、 捆包するこ とによる 占有スペースの増加が小さく 、 省スペース性が高く 、 食庫スぺー スゃ物流スペースの節約が可能であり 、 保管や物流におけるコス トを低滅させるこ とができる。
[0162] また、 木発明の捆包容器の材質を適宜選択するこ とによって、 太発明の捆包容器に内容物の梱包状態での湿度環境の錐持機能を 付与するこ とができ、 内容物の保護性と ともにその湿度環境の錐 持性が良好な捆包が可能となる。
[0163] 更に、 本発明の梱包容器の形状及び厚みを適宜選択するこ と で、 捆包容器の透湿性を適度に低く おさえることができ、 特にィ ンクジエツ ト記録装置用のへッ ドカートリ ッジの収納において、 吐出口での乾燥によるインクの固着を防止するこ とができる。 さ らに、 強度及び衝擊吸収性を良好なものと して、 梱包状態におけ るヘッ ドカー ト リ ッジの安定保護が可能となり 、 吐出口からの衝 擊によるイ ンクの飛び出しも防止できる。 従って、 ヘッ ドカー ト リ ッジの捆包において、 梱包容器内のインクの飛び出しによる汚 染ゃ、 吐出口から飛び出たインクの吐出口周辺部での固着を防止 できる。
[0164] 以上のように、 *発 ¾は、 振動や落下等における街蓽が好まし く ない内容物 (被捆包物) の梱包に好適な捆包容器と して、 特に イ ンクジエツ トへッ ドカートリ ッジを収納する収納容器と して適 している。
权利要求:
Claims

請求の範囲
. 板状部材と 、 該扳状部材と接合される こ と によ ってイ ンク ジエツ トへッ ドカー ト リ ウ ジの収納空間を形成する容器本体と を有し、
前記容器 *体が、 前記インクジェッ トへウ ドカー ト リ ッ ジと 非接触状態に錐持される壁都と、 該壁部から前記収納空間へ突 出して前記イ ンクジエ ツ 卜へッ ドカ一 ト リ ウ ジに接触してそれ を支持する凹部と を有する こ と を特徴とするイ ンクジエ ツ 卜 ヘッ ドカー ト リ ッジの収納容器。
. 前記イ ンクジエ ツ トへッ ドカ一 ト リ ッ ジの吐出 口が配設され た部分が、 前記インクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッ ジの太体から 突出 している請求項 1 に記載のイ ンクジエ ツ 卜へッ ドカー ト リ ッ ジの収納容器。
- 前記イ ンクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッ ジの吐出 口が、 前記収 納空間において前記壁部に非接触状態に対向 している請求項 1 または 2 に記載のイ ンクジエ ツ 卜へッ ドカー ト リ ッ ジの収納容 器。
前記イ ンクジェ ッ トヘッ ドカー ト リ ッ ジが、 吐出 口からイ ン クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する熱エネ ルギ一発生手段と して電気熱変換体を具備する請求項 1 に記載 のインクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ウジの収納容器。
前記インクジェ ッ トヘッ ドカー トリ ウジが、 吐出口から吐出 されるイ ンクを貯溜するためのイ ンクタンクを具備する請求項 1 に記載のイ ンクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッ ジの収納容器。 前記イ ンクジェ ッ トへ 'ク ドカー 卜 リ ッ ジに、 前記イ ンクタン ク内と大気とを連通する大気連通口が設けられている請求項 5 に記載のインクジエツ トへッ ドカー 卜リ ウ ジの収納容器。
7- 前記大気連通口が設けられた部分が、 前記イ ンクジェッ ト へッ ドカ一トリ ッジの术体から突出している請求項 6に記載の イ ンク ジエ ツ 卜へッ ドカー ト リ ウ ジの収納容器。
8. 前記大気連通口の部分が、 前記収納空間に.おいて前記壁部に 非接戧状態に対向している請求項 6 に記載のイ ンクジュッ 卜 へッ ドカ一トリ ッジの収納容器。
9. 前記容器: *:体は、 厚さが 0. imm 〜2·0ΒΒ の樹脂の一体成型物 である請求項 1 に記載のインクジエツ 卜へッ ドカ一卜リ ッジの 収納容器。
10. 前記容器本体の厚さが 0. lmaj 〜1.0mm である.請求項 9に記載 のイ ンクジヱ ッ トへツ ドカ一トリ ッ ジの収納容器。
11. 前記凹部が前記壁部より薄い肉厚にある様に形成されている る請求項 1 に記載のインクジエツ 卜へッ ドカ一卜リ ッジの収鈉 容器。
12. 前記容器术体が、 曲率が大きい個所で厚い肉厚になる様に形 成されている請求項 1 に記載のイ ンクジヱ ッ トへッ ドカー ト リ ッジの収鈉容器。
13. 前記容器 *体がォス型成型によつて形成されている請求項 1 または 9に記載のインクジエツ トへ、ク ドカートリ ッジの収納容 器。
14. 前記容器末体が透明または半透明な材料を用いて形成された ものである請求項 1 に記載のインクジエ ツ トへッ ドカート リ ヅ ジの収鈉容器。
15. 前記容器末体が前記板状部豺との接合のためのフ ランジ都を 有する請求項 1 に記載のインクジエツ 卜へウ ドカートリ ッジの 収納容器„
16. 前記容器本体が直方体形状を有し、 その底面を形成する各辺 に前記凹部が夫々形成されている請求項 1 に記載のイ ンク ジェ ッ トヘッ ドカートリ ッジの収納容器。
17. 前記板状都材が、 前記容器 *体との接合面側に、 アルミユウ ム曆と該アルミニウム層上に設けられた接着材曆とを有する請 求項 1 に記載のインクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッジの収納容 器。
18. 前記板状部材が翔性を有する請求項 1 に記載のインクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッ ジの収納容器。
19. 前記板状部材が透明または半透明な材料を用いて形成された ものである請求項 1 に記載のインクジエ ツ トへッ ドカー 卜 リ ツ ジの収納容器。
20. 前記イ ンクジエツ 卜へッ ドカ一 ト リ ウ ジと前記凹部の前記ィ ンクジエ ツ トへッ ドカ一 ト リ ッ ジを支持する部分とのク リ アラ ンスが ϋ.5πιβ 〜 3miB である請求項 1 に記載のイ ンクジエ ツ ト へッ ドカ一 卜リ ッ ジの収納容器。
21. 前記ク リ アランスが 0.5mm 〜2nim である請求項 2 0に記載の イ ンクジエ ツ トへッ ドカー ト リ ッ ジの収納容器。
22. 板状部材と、 該板状部材と接合されるこ とによって内容物の 収納空間を形成する容器太体とを有し、
前記容器 *体が、 前記内容物と非接蝕状態に錐持される壁部 と、 該壁部から前記収納空間へ突出して前記内容物に接 «1:して それを支持する凹部とを有するこ とを特徴とする収納容器。
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法律状态:
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优先权:
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JP1/109088||1989-05-01||
JP1/250732||1989-09-28||
JP25073289||1989-09-28||JP50669390A| JP3163102B2|1989-05-01|1990-04-27|インクジェットヘッドカートリッジの収納容器|
EP90907398A| EP0423374B1|1989-05-01|1990-04-27|Ink jet cartridge and container assembly|
KR90702705A| KR950000034B1|1989-05-01|1990-04-27|잉크제트 헤드 카트리지 수용을 위한 용기|
DE69024590T| DE69024590T2|1989-05-01|1990-04-27|Behälter mit tintenstrahldruckkopfpatrone|
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